指が痛い-手の指の痛みの原因と対処法！

◆指が痛い-関節リウマチの診断・検査とは？

関節リウマチの症状の出方は、個人差があり、特に関節リウマチを発病した初期にはさまざまな症状がでます。
また、関節リウマチに似た症状の病気は沢山あり、判別を付ける必要が有ります。

関節リウマチは、早期に病気を発見できれば、進行をやわらげる可能性がありますが、決定的な診断の決め手がなく初期での診断が難しい病気です。

問診などにより、患者の症状を把握する事が大事になります。

自覚症状を医師に伝えられる様にポイントを押さえておいて下さい。

◎関節の症状はどうなのか？
●朝のこわばりはどうですか？
朝起きてから関節がどの程度動かしずらいのか？時間はどれ位こわばりが続くのか？
●こわばりがある関節は、左右対称に有るのか？
●関節の腫れはどうなのか、左右対称に有るのか。
●関節を動かすと痛むのか、安静にしても痛むのか、押すと痛むのか？

◆関節リウマチの検査とは？
関節リウマチの診断は難しいので、いろいろな検査を行いますが、検査してすぐ結果が出るとは、限りません。
経過を見ながら、検査を繰り返して、診断いて行く場合もあります。

●Ｘ線検査！
骨の萎縮、骨びらん、関節の隙間などの変化を見る事が出来ます。

●血液検査！
炎症反応や、免疫学的検査、生化学的検査、貧血や薬の副作用などを血液検査でﾁｪｯｸします。

●関節液の検査！
関節液は増加してないか、関節液の粘り気はどうか、リウマチ因子が見られるのか、などにより、関節リウマチを判断する材料にします。

●尿検査！
関節リウマチの治療薬による腎障害では尿に糖やたんぱくが検出されます。
通風の場合、たんぱくと尿酸結晶が検出されます。

◆関節リウマチの診断基準
関節リウマチの診断基準として、アメリカ・リウマチ学会により提唱された診断基準が参考にする事が多いですが、早期の関節リウマチの診断が難しいことから、日本リウマチ学会が独自に早期関節リウマチの診断基準（1994年） を作成してます。

(1) 3つ以上の関節で、指で押さえたり動かしたりすると痛みを感じる
(2) 2つ以上の関節に炎症による腫れがみられる
(3) 朝のこわばりがみられる
(4) 皮下結節（リウマトイド結節）がひじやひざなどにみられる
(5) 血液検査で赤沈に異常がみられる、またはCRPが陽性である
(6) 血液検査でリウマトイド因子が陽性である

上記の6項目のうち、3項目以上にあてはまる場合を早期関節リウマチとします。

◆関節リウマチとは？【目次】
●関節リウマチの原因とは
●関節リウマチの症状とは？
●関節リウマチの診断・検査とは？
●関節リウマチの治療法とは？
●関節リウマチの対処法とは？

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